☑️ ウィークリーダークウェブ – 2026年7月第2週
🔍 オマーンの大手保険会社A社の内部データがダークウェブで販売中
• 7月8日、オマーンの保険会社A社の機密情報が、ダークウェブのハッキングフォーラム「DarkForums」で販売されていることが確認されました。
✓A社:2005年に設立されたオマーンの代表的な保険会社で、2017年にマスカット証券取引所に上場し、2025年時点の年間売上高は約3,250万ドルと推定されます。
• フォーラムユーザー「Errësira」は、約8GBの内部データを確保したと主張しています。身分証明書や運転免許証、オマーン商工省発行の文書などの画像約2万点が含まれているものとみられます。同フォーラムユーザーは攻撃の証拠として、A社のロゴが入ったPDF文書、写真と個人情報の一部がマスキングされたオマーン市民の身分証明書など、サンプル画像4点を公開しました。
➢ S2Wユーザープロファイリングツールの分析結果によると、同ユーザーは6月から7月にかけてダークウェブのハッキングフォーラム「BreachForums」に、イラク・シリア・アフガニスタンの政府機関やオマーン・UAE・カタールの民間企業に関連する流出情報の販売投稿をアップロードしていたことが確認されました。 また、同一の情報がハッキングフォーラム「DarkForums」に再流布されたことも確認されました。
🔍 ギリシャ海軍高官のIPアドレスがダークウェブ内で流出中
• 7月6日、ギリシャ海軍の情報システムへのアクセス経路を共有する旨の投稿が、ダークウェブのハッキングフォーラム「PwnForums」にアップロードされた事が確認されました。
• フォーラムユーザー「lastopsecbroker」は、海軍関連のサブドメインアドレスを利用してもアクセスできなかった内部経路に、海軍高官のPCを通じてはアクセスできたとして、当該幹部が使用していたIPアドレスを公開しました。また、管理者のログイン情報とAPIインターフェース仕様が含まれたSwagger文書も確保したと主張しています。
➢ S2Wのユーザープロファイリングツールによると、同ユーザーは今月初めから活動を開始し、キプロス政府のポータルやキプロスの航空企業C社を狙った投稿をアップロードしていました。 特にC社の顧客情報(氏名、性別、生年月日、メールアドレス、パスポート番号、目的地)を販売しています。
🔍 パキスタン国立航空宇宙科学技術研究団地の内部情報、ダークウェブで販売中
• 7月9日、パキスタンの国立航空宇宙科学技術研究地区「N」の内部情報が、ロシアのダークウェブ上のハッキングフォーラム「Exploit」で販売されていることが確認されました(販売価格:1万米ドル)。
✓N社:パキスタン空軍主導で2023年に設立された大規模な科学技術研究エリアであり、航空宇宙分野の研究開発と産業育成を目的としています。この地区にはパキスタンを代表する先端技術企業と、グローバル協力パートナー国であるトルコや中国の国営防衛産業企業が入居しています。
• フォーラムユーザー「Cyb3R_Shubh4M」は、同エリアの施設配置図やコアな航空宇宙特化部門の内部文書、ドローン・ミサイル迎撃レーザー兵器プロジェクト関連の契約書や技術文書など、計17,000件以上(20GB)のデータを確保したと主張しています。
➢ 同日、同ユーザーはパキスタンの国営防衛産業企業H社の内部情報を販売する旨の投稿もアップロードしました。同ユーザーは、H社がサウジアラビア最大の国営防衛産業企業S社や、南アフリカ共和国の防衛技術コンサルティング企業I社と武器開発プロジェクトを進めており、その機密情報を確保したとも主張しています。
*当該レポートは、S2Wのプラットフォーム「XARVIS(ザ―ビス)」で全文が提供されています。詳細に関してはお問い合わせください。