☑️ ウィークリーダークウェブ – 2026年8月第3週
🔍 デンマークのグローバル製薬会社N社、営業機密と役職員情報がダークウェブに流出
• 8月12日、世界的な製薬会社N社の重要な営業機密、未公開の新薬研究データ、独自AIモデルに関するデータなどを含むデータリークサイト(DLS)へのリンクが、ハッキングフォーラム「BreachForums」に投稿されました。
✓N社:デンマークのバウスヴェアに本社を置く世界有数の製薬企業です。2025年の年間売上高は約470億ドル、時価総額は約4,000億ドルに上り、糖尿病・肥満症治療薬市場をリードしています。
• ハッカー「FulcrumSec」は、6月に第1弾として264GBのデータを公開した後、交渉が決裂したことを受け、フォーラムへの投稿に独自のDLSリンクを掲載し、第2弾となる1.05TBのデータを追加公開しました。これにより、次世代肥満症治療薬の製造方法、未公開の新薬候補物質、独自AIモデル、競合他社に関するシミュレーション、臨床試験患者や役職員の情報など、合計約1.3TBのデータが流出したとされています。
• 今回のデータ流出では、世界的な製薬企業の重要なR&D資産や製造プロセスに関する情報が外部に公開されており、今後、製薬・バイオ業界全体の技術競争にも影響を及ぼす可能性があります。
🔍 インドネシア陸軍戦略予備軍司令部のCMSデータベースがダークウェブに流出
• 8月10日、インドネシア陸軍戦略予備軍司令部(Kostrad)のウェブサイトのコンテンツ管理システム(CMS)データベースとみられるデータが、テキスト形式でダークウェブ上のハッキングフォーラム「BreachForums」に投稿されたことが確認されました。
✓Kostrad(Komando Cadangan Strategis Angkatan Darat):インドネシア陸軍に所属し、国防・安全保障作戦を担う主要な戦闘部隊です。
• 流出したデータには、ウェブサイトの管理構造、管理者アカウントや権限に関する情報、ウェブサイトへのアクセス記録などが含まれています。一方、兵力・人事記録や軍事作戦計画など、重要な軍事機密に関する情報は確認されていません。また、一部の標準SQLキーワードがインドネシア語に翻訳されているとみられます。
• フォーラムユーザー「taruna1337」は、ポスティングの冒頭で該当のデータを入手したことを主張し、Kostrad、インドネシア陸軍司令部(Mabesad)、陸軍サイバーセンター(Pussiberad)に対して侮辱的な表現を用いています。
🔍 キプロス政府の公式サイトのファイルアップロード脆弱性、ダークウェブで販売
• 8月11日、キプロス政府のウェブサイトに存在するとされるファイルアップロードの脆弱性を販売する旨の投稿が、ダークウェブ上のハッキングフォーラム「PwnForums」に掲載されました。
• フォーラムユーザー「Figure」は、この脆弱性を悪用することでマルウェアを配布できると主張しています。また、偽の通知や請求書を用いたフィッシング攻撃に政府ドメインを悪用すれば、受信者に不審に思われにくく、機密情報を窃取しやすいことを謳っています。販売価格は300~750ドルで、交渉可能としています。
• 同ユーザーは、セキュリティ上の理由から詳細な証拠は公開できないものの、リクエストがあれば追加の証拠を個別に提供できると主張しています。同投稿ではその証拠として、テストアカウントを使用し、ユーザー名を含むファイルを政府の公式ウェブサイトへアップロードすることに成功したとするスクリーンショット1枚を公開しています。
*当該レポートは、S2Wのプラットフォーム「XARVIS(ザ―ビス)」で全文が提供されています。詳細に関してはお問い合わせください。