ウィークリーインテリジェンス

ウィークリーダークウェブ – 2026年10月第2週

2026.10.23

☑️ ウィークリーダークウェブ – 2026年10月第2週


🔍 シンガポールの航空物流G社の軍事貨物データ、ダークウェブで販売

• 10月9日、シンガポールの航空物流会社G社の軍事貨物輸送データを販売する旨の投稿が、ダークウェブのハッキングフォーラム「TierOne」に掲載されたことが確認されました。

✓G社:1970年に設立された非上場の物流会社です。航空・海上貨物、国際輸送、契約物流サービスを提供しており、世界9か国16都市に拠点を構え、600人以上の従業員が在籍しています。

• ハッカー「EclipseSupport」は、G社がシンガポール国防省の軍事物流網に属する協力会社だとしています。また、G社のシステムから窃取したデータには、シンガポール陸軍の物流情報、軍用ヘリコプターの修理・輸送経路、軍用無人機事業と入札資料、国防省と主要協力企業の関係者連絡先が含まれていると主張しています。取引の連絡先として、匿名性の高いメッセンジャー「Tox」と「Session」のアカウントを掲載しました。

• 同ハッカーは、自らをランサムウェアグループ「Eclipse」と称しています。独自のリークサイトにもG社を被害企業として掲載し、一定期間が経過した後にデータを公開すると予告しました。


🔍 台湾の海運T社、ランサムウェア攻撃とデータ流出の危機

• 10月12日、台湾に拠点を置き、アジア域内でコンテナ船を運航するT社から4.0GBの内部運用データを窃取したとする投稿が、ランサムウェアグループのリークサイトに掲載されたことが確認されました。

✓T社:台湾の主要コンテナ船会社です。アジアの主要航路を中心にコンテナ輸送サービスを提供しており、2025年の年間売上高は約12億8,500万ドル(約2,000億円)です。

• ランサムウェアグループ「n0n」は、コンテナ貨物のリスト、ゲート通過記録、船積み予約メッセージ、船舶の運航スケジュール、ターミナルシステムのマスターデータ、社内アカウント情報などを含む合計4.0GBのデータ(2,585件のデータレコードとファイル)を窃取したと主張しています。

✓n0n:新興のランサムウェアグループで、最近は海運・物流企業を集中的にターゲットにしています。台湾のほか、日本、インドネシア、シンガポール、モロッコ、中国など、世界各国の港湾・物流関連企業を同時にダークウェブ上で公開し、脅迫しています。

• 同グループは、窃取したデータについて、企業の主要な営業秘密、取引先との関係、社内業務プロセスが明らかになり得る機密情報だと主張し、1,000万ドル(約95BTC)の支払いを要求しました。


🔍 バングラデシュ海軍の内部データ135GB、ダークウェブで販売

• 10月14日、バングラデシュ海軍の内部データを販売する旨の投稿が、ダークウェブのハッキングフォーラム「Exploit.in」に掲載されたことが確認されました。

• ハッカー「Cyb3R_Shubh4M」は、海軍航空部隊・無人機の作戦資料、対ドローンシステム、沿岸警備隊の主要拠点を示す地図、海軍航空部隊の組織図、階級・顔写真・勤務記録が記載された393ページにわたる士官名簿など、計135GBのデータを保有していると主張しています。

• 同ハッカーは販売価格として5,000ドル(約80万円)を提示し、フォーラムのダイレクトメッセージを通じて購入するよう呼びかけています。

➢ S2Wのユーザープロファイリングツールによると、同ハッカーは9月29日にもバングラデシュ空軍の内部データを販売するとの投稿を掲載しました。また、今年5月以降、パキスタン海軍・陸軍、軍情報局、連邦捜査局など、軍事関連の政府機関から窃取したとするデータの販売投稿を継続的に掲載しています。



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